ご自宅で大切な方を看取ったあと、
「まず何をすればいいのか分からない」
と戸惑う方はとても多くいらっしゃいます。
すぐに葬儀のことを決めなければいけないのか
誰に連絡すればいいのか
何から手をつければいいのか
不安になるのは当然のことです。
ですが、亡くなった当日は、すべてを決める必要はありません。
まずは「やるべきこと」と「やらなくていいこと」を分けて考えることが大切です。
亡くなった当日にやること
医師による死亡確認(在宅医療の場合はかかりつけ医へ連絡)
葬儀社へ連絡し、ご遺体の搬送・安置を依頼する
ご自宅での安置場所を整える(お布団やベッドなど)
ごく近しいご家族へ連絡する
これだけで十分です。
特に重要なのは、「安置までを整えること」です。
それ以降のことは、翌日以降でも問題ありません。
亡くなった当日にやらなくていいこと
葬儀の日程を決める
葬儀の形式(家族葬・一般葬など)を決める
料理や返礼品など細かい内容を決める
費用の詳細を詰める
一般的な葬儀では、その日のうちに打ち合わせを行い、
多くのことを一気に決める流れになることもあります。
しかし、大切な方を亡くされた直後は、冷静な判断が難しい状態です。
このタイミングで決断を重ねることは、後悔につながることも少なくありません。
1日目は「決める日」ではなく「整える日」
自宅葬では、亡くなった当日は「安置まで」と考えます。
無理に打ち合わせを進めるのではなく、
まずはご自宅でゆっくりと過ごす時間を大切にしていただきたいと考えています。
そのうえで、2日目以降に、ご家族の気持ちが少し落ち着いてから
「どのように見送りたいか」を一緒に考えていきます。
自宅だからこそできる、最初の時間の過ごし方
ご自宅で安置することで、時間に追われることなく、
故人との時間を過ごすことができます。
手を握りながら、ゆっくりと過ごす
思い出を語り合う
好きだった音楽を流す
そうした何気ない時間が、
その後の後悔の少ないお見送りにつながっていきます。
亡くなった当日は、「何をするか」以上に「どう過ごすか」が大切です。
焦って決める必要はありません。
まずは、大切な方のそばで過ごす時間を、ゆっくりと持ってください。
